日本を捨てたアラフォー男の日記

タイ 転職 仕事 海外 日常

タイ現地採用の孤独

自分も独り身だったら3年かそこらで日本に帰っていたかもしれない。なにしろタイは日本人向けの仕事が少ない。いや、外国だから当たり前なんだけど、日本にいる時はタイってこんなに日本人向けの求人があるのかと思っていたけど、それはあくまで「海外にしては」ということにすぎないんだよな。

タイに5年もいてたまに求人をチェックしてる身としては、ほんとにこの5年間どの求人もほとんど変わり映えせず、毎回同じ会社が同じような内容の求人を出している。特に自分の場合はIT業ということもあるかもしれない。これが製造業だとまた違うとは思う。

人はやはり一日の大半を過ごす職場において、どれだけ自分と身分や境遇などが近い人間がまわりにいるか、ということに尽きると思う。以前の職場は20人ほどいた日本人はほぼ全て現地採用、そのためタイ人と結婚している人も多く、独身の人でも世界中をふらふらしてるような人が多かった。つまり自分と似たようなタイプだ。

ところが今の職場は現地採用は自分一人だけ。身分の違いどうこうよりも、まず同じ会社か否かという点で心理的な隔たりがある。現地採用は現地の会社に属していて、駐在員は日本の会社に属しているので、その関係は親会社子会社だっだとしても、そこに至るまでのバックグラウンドが全然違う。ひいては価値観の違いということにも繋がってくる。

とにかく、今の自分は会社員として毎日職場に出勤し働いているにも関わらず、全くの独りぼっちという状態で、発する言葉数は引きこもりの無職ニートとほとんど変わらないだろう。